幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ●地獄(アパーヤ)は成り立つか

<<   作成日時 : 2010/09/06 06:15   >>

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他宗教のように、唯一絶対の神様が地獄を創造したいというならば、
筋から言って、まず慈悲深いそのお方がそちらに行かれるべきです。
神様が地獄を創造したというと、おかしな話になります。

神は慈悲深いはずでしょうから、
世界を創造して設計図に地獄を描くこと自体がおかしいのです

もしそれを認めるならば、神様には、
完全なる慈悲ということは成り立たないはずです。


仏教の場合は、そういう理屈の通らない説明ではなく、
論理的にアパーヤが成り立つようになっています。

仏教は神の創造説ではなくて、因果説を語ります。
人間も他の生命も、よその誰かがつくるのではなくて、
因果によってできあがるのです。

一切は因縁により生じて滅する。
原因が揃ったら、そこに新しい現象が起こる。それだけの話です。

ものごとは、こころが優先します。
宗派を超えて、世界中の仏教徒に親しまれている


《法句経(ダンマパダ)》の冒頭にはこうあります。


あらゆるもののなかで、先立つものは心である。
あらゆるものは、心を主とし、
心によってつくりだされる。
もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、
苦しみはその人につきまとう。
荷車を引く牛に車輪がついていくように。(ダンマパダ 1偈)


あらゆるもの(ダンマ)のなかでも、こころは全てに優先する。
偉大なるものなのです。
その「こころ」も原因の法則によるのです。

輪廻転生はこころのポテンシャル(潜在力)
によって起こるものです。

生きているということは、こころが回転しているということです。


肉体は死んでもこころは別のエネルギーなので、回転は止まりません。
私たちのこころは物質によっても回転を変えます。

食べ物、着るもの、その他の善いもの悪いものによって、
こころは変わり続けます。

しかし、そういう原因がなくてもこころは止まらずに回転します。

死んでも止まらずに回転する。
それを輪廻というのです。


こころが回転するためにはエネルギーがいります。
それを仏教で業(カルマ)というのです。


●こころの汚れで輪廻が決まる

では、汚れたこころの行為によって、どこに生まれるのでしょうか。

こころのポテンシャルが汚れたならば、
怒り、憎しみ、悲しみ、そういった感情でこころが回転してしまったならば、


どこに生まれるのでしょうか。
まさか天界ではないでしょう。

汚れたこころの行為の結果として、今世より幸福が少ない、
不幸な次元に再生するのです。

これは、とても単純な論理です。
因果の法則を理解することは難しいですが、
論理的にはしごく単純です。

・・・・・・・・・・・省略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

悪いこころで死んだら、やはり悪いところに生まれ変わってしまう。
その悪いところをアパーヤというのです。

このように、仏教の「地獄」は、
他の宗教で言う地獄とはずいぶん違っています。<P181>


A・スマナサーラ長老著書「死後はどうなるの?」より抜粋

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
私は、先日三田精舎での
視聴会で「自殺」というテーマの法話を聞いて
参りました。その時のレポートを
荒金さんが書いて下さっています。


「自殺」というのは「最大の怒り」「極端な怒り」の結果です。
 この「極端な怒り」は大罪なのです
■怒らないために、私達ははどうすれば
いいのでしょう。お釈迦様はおっしゃいます。
外から良い影響を受けましょう。
善友を求めましょう、
仏法を聞きましょう。良い仲間と
つきあいましょう。
そうすればどんなダメ人間も
最高の人格者になれます。
1人では出来なくても、
仲間が居て、外から影響を受ければ、
心は桁違いのパワーを発揮します。
しかし、逆に、1人の怒りでは自殺出来なくても、
仲間と一緒だと自殺出来ると
いったケースもあります。
世界的なテロも同じです。
私たちは良き仲間と良きエネルギーを
増幅させるように努めたいものです。

<以上、荒金さんのレポートを
記載させて頂きました。有難うございました>
生きとし生けるものが幸せでありますように
あん
2010/09/06 07:34
おはようございます。

今日も素晴らしい御法話とレポートのご紹介、ありがとうございます。

レポートの内容は、ノートに書き写しておきます。

このような法話は、その時はピンとこなくとも、何かの時、助けになってくれます。

関西方面に行けないの助かります←これ本音

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2010/09/06 11:12
レポートは、私のブログにて引用させていただきます。

生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように。
慈悲と智慧
URL
2010/09/06 12:09
おはようございます。

あんさんは、三田精舎に通えるのですか。いいですね。写真でしか見たことないですが、寺の壁にパーリ語で「Sabbe satta bhavantu sukhitatta」と書かれた非常に美しい寺であると思います。

ところで、ブログ村の仏教の25位くらいにランクインしている「 仏法 〜 日本の仏教をかんがえましょう」は、ドイツの菩提精舎というところの関係者がやっているようなので、最近気になっています。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
ぱん
URL
2010/09/07 05:51
ぱんさん
おはようございます。
関西のアラナ精舎、マーヤーデーヴィー精舎
両方とも素晴らしいですよ。
是非一度お越し下さいませ{%キラキラwebry%
お幸せでありますように
あん
2010/09/07 06:53
サンガジャパン「がんばれ日本仏教」でも海外の仏教事情を伝えていただいていましたが、日本よりもアメリカの方が明らかに初期仏教が普及しているように表現されていて、興味深く拝見しました。
心のケアや教育などに浸透しているようです。
「幸せに生きる」ことをそろそろ世界中の人々が少しずつつかみ出したのでしょう

生きとし生けるものが幸せでありますように
358
2010/09/07 08:27
あんさん

私はゴータミー精舎しか行ったことありませんが、ゴータミー精舎は見た目が堅い印象を受けます。


358さん

アメリカは、心の研究なども日本より進んでいるように思います。そういう国でも、ヴィパッサナーの教えが尊ばれるというのは、「観察」という技法の深さ、鋭さのゆえなのかなと思います。
ぱん
2010/09/07 09:11
「仏教は科学」
科学は感情でなく真理の追求ですもんね
「観察」という技法の深さ、鋭さゆえ。
確かにアメリカで納得して受け入れられるのはここにあると私も思います
358
2010/09/08 12:19
●地獄(アパーヤ)は成り立つか 幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜/BIGLOBEウェブリブログ
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