幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ◎「ありのまま」ではなく「あってほしいまま」に解釈する

<<   作成日時 : 2010/11/07 08:14   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 8 / トラックバック 0 / コメント 4

ヴィパッサナー瞑想は、この悪循環を破る方法です。
だから「現実に気づく実践」なのです。
判断することをやめて、音または聴覚に気づくのです。


しかし、人間はこうした感覚を、
ただ「感じた」という次元にとどめないで、
そこにさまざまな感情をくっつけて勝手に解釈して、

知ったこと(知識)にします。


誰でもやっていることなので、お釈迦様以外、

この認識プロセスに問題があると明確に語られた人はいないのです。


大事なポイントなので、さらに例を出して説明します。


カラスと人間が向かい合って、隠している何かを見ることにします。

それで覆いを外します。
隠してあったのは、ネズミの死骸です。


人間は瞬時に嫌な気持ちになる。
気持ち悪い、不潔だとも思う。


カラスは見るや否やパクッと食べる。
カラスにとってはご馳走です。
人間にとられたらたまらない。


人間の目にも、カラスの目にも、同一のデータが触れたのです。

基本的な視覚も同じでしょう。

しかし、それが認識になると、

互いに天と地ほどの差が出ます。


一人は怒りの感情を出して怒るし、もう一人は欲の感情を出して喜んでいる。

人間とカラスの心に、まったく別の認識を作った犯人は、ネズミの死骸でしょうか?

違います。

死んだものだから、何も変なことはしません。


それぞれの解釈が問題なのです。


好き勝手に主観で解釈するから、認識が食い違うのです。


◎解釈する場合、重視されるのは「自分の都合」です。

自分の都合に合わせてデータを歪曲する、
捏造しているのです。

捏造した判断が正しい判断だと思うのは、相当な勘違いです。


しかし、人間にネズミの死骸をご馳走だと捏造ことも、
カラスに気持ち悪いと捏造することも不可能です。


でも、だからしょうがない、ということにはなりません。


どちらも、目に触れた普遍的な情報はなんなのか知らないのです。


要するに、「ありのまま」を知らないのです。
「ありのまま」ではなく、

「あってほしいまま」にデータを歪曲します。


その歪曲によって、

欲・怒り・嫉妬・悲しみ・憎しみ・差別・傲慢・などの
あらゆる煩悩があらわれ、心が汚れるのです。


ですから、私たちの膨大な知識は、結局大したことではありません。


人間の主観で、現実は違います。


画像



すべての生命は、自分が作る主観という幻覚の殻の中に閉じ込められているのです。

ヴィパッサナー瞑想は、
この捏造のプロセスを1回で破ります。
破って、ありのままの真理を発見して解脱に達します。


マジシャンのネタがいったんある人にばれたら、
その人をまた同じマジックで
騙すことはできません。


真理を発見した人の悟りは、変わらないものです。



「心がフッと軽くなる ブッダの瞑想」
アルボムッレ・スマナサーラ長老著書より抜粋

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ネズミの死骸のお話しは、スマナサーラ長老のご法話で直接聞かせていただいた記憶があります。
とても分かりやすかったです。
自分にとってかなりインパクトのあるお話しでした。
事実・現実をありのまま客観視でき、思考のゴミの山から抜け出すことは簡単ではないと思うけど、ヴィパッサナー冥想実践がその唯一の手段と理解して、実践あるのみですね。
ありがとうございます。

生きとし生けるものが幸せでありますように
358
2010/11/07 09:20
おはようございます。

誇大広告にそれなりの効果があるのも、自分の都合、あってほしいまま、というものを刺激してるから。なのかもしれませんね。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2010/11/07 10:02
データの捏造が自分が思っている以上に深刻だなと最近気づきます。
正念と正知で捏造を打破するしかないですね。

生きとし生けるものが幸せでありますように
慈悲と知慧
2010/11/07 11:56
生きとし生けるものが幸せでありますように。
ぱん
2010/11/08 00:37
◎「ありのまま」ではなく「あってほしいまま」に解釈する 幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜/BIGLOBEウェブリブログ
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