幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ★勝手な妄想はやめる

<<   作成日時 : 2010/12/11 06:30   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 5

ある外科医さんと話をしたときのこと。
そのお医者さんは末期癌の患者さんに対し、
「できることはする」と言ったそうです。

患者さんはポツリ、「私は死ぬのが怖い」とこぼしました。


そのとき、お医者さんは「『先生、痛くてたまらない』と言うならば、
私はなんとかする。

しかし、『死ぬのが怖い』と言われても手の打ちようがない」と言ったのです。

このお医者さんは、「死ぬのが怖い」は観念であり、「痛くてたまらない」
は現実であることを知っていました。
現実的な問題には、現実的な答えがあります。


しかし、観念的な問題には答えがありません。


観念には、治療を癒すことができないからです。
死ぬことが現実ですから、死にたくないという妄想概念を抑えて、
嫌であっても現実を見るしかないのです。

「死ぬのが怖い」とは、宗教の管轄だと皆思っています。
しかし、残念ながら宗教家は、現実離れなこと、観念に閉じ込められること、
希望的妄想に導くことをするのです。

たとえば、「神様にお祈りすれば救われる」だとか、「死後も魂は永遠に残る」
といったようなことを話します。


ルルドの泉(フランスにあるカトリックの巡礼のひとつ)には
奇跡を起す力があるという話も、その一つです。


神を神じなくても、神を否定しても、人は死ぬのです。

どうせ死ぬならば、泣きながら嫌々で恐怖感に怯えてみじめに死ぬよりは、
穏やかな心で冷静に死を迎えれば簡単ではないかと思います。

それにしても、死後が心配になると思います。
死後、極楽浄土に往生するか、
天国に行くか、地獄に堕ちるか、
輪廻転生するかは、

誰にもわかっているものではありません。


ただ、正直に言わないだけです。
死後どうなるのかはよくわからないと、正直に言うならば助かるのに、
極楽浄土の話や天国の話を言い出すのです。


死後があってもなくても、この人生で罪を犯さず、

理性のある人が批判する行為をやめて

他人に優しく接して、

自分の義務を果たして生きればいいのです。

死後がなくても、今世で幸福になっているはずです。

もし死後の世界があるとするならば、
正しい生き方をしたから地獄に堕ちた、
という話は成り立たないので、死後も
幸福になるのです。

画像


よい人間として生きて幸福をつかむためには、
死後の世界は欠かせない概念ではないのです。

ですから、仏教では、「神様に感謝します」という生き方ではなく、


「生きとし生けるものが幸福でありますように」という生き方を
断言的に勧めているのです。

「くじけないこと」アルボムッレ・スマナサーラ長老著書より

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2010/12/11 09:25
今日の法話では、カトリックの巡礼地の一つが攻撃されています。なんとなく世間が浮き足だつ、あるいは神妙な顔をする、クリスマスシーズンに、理性的であれる仏弟子は幸せです。
ぱん
2010/12/11 09:52
冷静に行動する。
自己観察忘れないで、今日の仕事をこなしてきます。

生きとし生けるものが幸せでありますように
あん
2010/12/11 10:00
観察して評価を入れすに客観視して 観察して評価を入れすに客観視して 観察して評価を入れすに客観視して客観視して

ありがとうございます

生きとし生けるものが幸せでありますように
358
2010/12/11 10:05
スマナサーラ長老は、実況中継すれば、妄想する暇が無くなります。妄想する暇がなくなると結果が出ますとおっしゃっています。

せっかく仏教に出会って納得したらなら、結果を出したいものです。

起きている間、とにかく正念と正知時々慈悲の瞑想が命綱ですから、必死で手放さないように粘って粘って食らいつくしかありません。

生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように。
慈悲と知慧
2010/12/11 10:18
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