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zoom RSS 「忙しい」と「冥想」【2】

<<   作成日時 : 2011/02/16 06:31   >>

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◆よく使う「忙しい」の言葉の意味は。
ところで、皆さん、よく「忙しい」と言いますが、「忙しい」という
定義を知っていますか?

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「いま忙しい」と言ったら、それはどんな意味でしょうか?

ほかのことをする時間がない、ということでしょう。

いま別のことをしていて、もう一つの仕事をする時間がない。
なぜなら、どちらも同じ時間内にしなくてはいけないことだからです。

ですから、「忙しい」という言葉は「ある時間間隔のなかで、いくつかの
ことをしなくてはいけないとき」に使う単語です。

30分かかる仕事が二つあります。それを三時から三時半までに
やらなくてはいけないとなると、これは忙しいのです。

30分かかる仕事が二つあります。

その一つを三時から三時半までにやって、も一つを
三時半から四時までにやるなら、それは忙しくありません。

しかし、いちばん大きな問題は、「忙しい」という定義を皆さんが
知らないことです。


定義を知っただけで忙しさは消えます。


◆忙しいという錯覚から解放されよう

いま朝の七時だとします。七時半に出かけなくてはいけません。
30分あります。

30分で家のなかのことをやりたいと思っています。

掃除もしたい、洗濯もしたい、朝ごはんも食べたい、本も読みたい、
テレビでニュースも天気予報も見たい・・・・。
五つも仕事ができてしまいました。
できるわけはありません。

その場合は、一つ選んでやるしかありません。

やりたい仕事は五つ。しかし、30分しかない。

すると、どんな人でも一つを選んでどれかをやります。
「私は掃除もしてご飯も食べよう」と思っても、どちらも途中で終わって、
「もう七時半だから出ていかなくては」となると、一つもやってない
ことになります。最悪です。

忙しさの定義を知っている人は、「じゃあ、きょうは朝ご飯を食べて
行こう」とはじめに決めてしまいます。

そしてパンを焼いたり、卵を焼いたり、パンにバターを塗って
食べて、お皿も洗ってさっぱりして、ちょうど30分ぴったりに 
終わって出かけられます。

掃除はしてありません。洗濯もできていません。

しかし、決めた一つをきちんとやっているので、何も悔しくありません。
失敗だとも言えません。

自分の母親が来て「なんで掃除もしないで・・・・・」と怒っても、
ぜんぜんへっちゃらです。

もし、両方やろうと思っていたら、自分でも嫌な気分で、やりかけも
残ったままで、非難されたらくよくよします。

そういうわけで、一つの時間間隔に複数のやるべきことができると、
「忙しい」という感覚が生まれます。しかし、「忙しい」という定義を
知っている人は、そこで、いずれのチェックボックスにマークしようか
決めるのです。


ちなみに、優先順位があれば、それは忙しくないのです。
たとえば、朝起きたときにすごくおなかがすいていて、その日も
一日忙しいのがわかっていて、「もう、絶対きょうは朝ご飯を食べて
行こう」と思えば、そうするしかないでしょう。

その場合は掃除もしなくては、洗濯もしなくては、などと思いません。
優先順位がある場合は、忙しくないのです。



◆本当は「忙しい」ことなんてない


人間の身体で、五分間でできる仕事というのは決まっています。

その五分間でやらなくてはいけないと思う仕事は、いくらでもあります。

でも、考えてみてください。

五分間でやらなくてはけない仕事が、たとえ10個あっても、実際に
やれる仕事は一つしかないでしょう?

あるいは、その人間が10キロ歩いたとき、かかる時間はほぼ
決まっています。
「今日は忙しいから10分で10キロ歩きますよ」というわけには
いきません。

時間というのは伸びませんし、縮みません。

だから、人間に一時間でできることは決まっています。
そういうわけで、理論的に「忙しい」ということは成り立たないのです。


24時間生きていて、誰でもその時にできることをやっているだけです。
誰も論理的に忙しくないのです。

なのに「忙しい」というのはおかしいです。

どうして「忙しい」と言うのでしょうか。

だいたいみんな、先に説明した例での七時半までに五項目
ある場合などは、難なく一つを選んで出かけることでしょう。

「忙しい」と思うのはそういうときではありません。

どういうことかというと、ご飯を食べながら、七時半に出かけて、
そのあとでやる仕事のことを考えるときです。

ご飯を食べることに集中しないで、先のことを考えている
ときです。

ご飯を食べることに集中しないで、先のことを考えて
いるときです。

その錯覚が「忙しい」というのです。

出かける前に子どもが起きてきて自分と遊び始めたとします。

遊びながら、「きょうはあれをやらなくちゃ、これもやらなくちゃ」
と、あれこれ考え始めると、とたんに忙しく思ってしまいます。
そして、子供に怒鳴るのです。

「お父さんはいま忙しいから、一人で遊びなさい」と。

本当は忙しくないのですけどね。





現代人のための瞑想法 A・スマナサーラ 著 P.59〜64

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