幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ◆100%純粋な人

<<   作成日時 : 2011/02/25 08:31   >>

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ひたすら非難されるだけの者、ひたすら褒めそやされるだけの者は、
過去にはいなかったし、未来にもいないだろう。
現在にもいない。
(二二八)

もし賢者が日々絶えまなく検証した結果、
「智慧と戒めを体得した完全たる人格者である」と称賛するならば、
(二二九)

純金のごとき、そのお方をだれが非難し得るだろうか。神々も
彼を称賛する。
梵天でさえも彼を称賛する。
(二三〇)


昔も将来も今も、ただ非難されるだけの人も、ただ褒めたたえられる
だけの人もいません。

人間は完ぺきではありませんから、一部は善いところがあって、
一部は悪いところもある。どこから見ても悪いだけの人間なんて
存在しません。

結局、世の中から非難されている人も、その人格や行為の一部分
について非難されているだけで、全面的に非難に値する人という
わけではないのです。

非難する側は相手を全否定するつもりで攻撃するものですが、
非難される側だって善いところはたくさんあるのだから、そんなに
気にすることはありません。

画像

反対に、世間では自分のことを完璧に認めてほしいと願って
いる人もいるのですが、これもありえないことです。

そんな無理なことを期待すると、とても不幸になってしまいます。

たとえ、殺人を犯したような犯罪者でも、その人の犯行動機などを
聞いてしまうと、「ああ、なるほどそういうことか」と思うこともあります。
やはり、相手の言い分を聞いてしまうと
完全に非難することはできなくなるものです。

つまり、どんな人間にも短所があって長所もあるということです。
人間というのは、嫌な人の短所だけを見てごちゃごちゃと非難するし、
好きな人の場合は長所だけを見て極端に褒めたりする。
その事実を理解してほしいのです。。


たとえば、ある人が自分の長所だけを見て、ずいぶん褒めてくれたとしても、
あまり舞い上がることなく、「あっ、この人は長所しか見ていないのだ」と
冷静になることです。

また、ある人は自分の短所だけ見て「あなたは悪いに人間だ」と
非難するかもしれない。その場合も、「この人には短所しか見えて
いないのだ」と落ち着けばいい。 自分を見れば長所もあって短所も
あるのだ、ということを理解してほしいのです。

そうすると、人生はうまくいくものです。

では、だれもが非難される世の中にあって、非難されない人は
いるのでしょうか。理性のある人は厳密にその人を調べるでしょう。
主観的にではなく、客観的にしっかりと調べてみる。
きめ細かく子細に調べても短所を見出せない人格ならば、その
人は非難されない人と認められます。

ブッダは「どうぞ私のことも調べてみてください」と言われたことが
ありました。「何か非難に値する正確があるか調べてください」と。

実際にある青年バラモンが、ある先生に頼まれて半年間に渡って、
それこそ一日二十四時間、ブッダを徹底的に調べたことがあります。

その青年バラモンはあらゆる学問に精通し、ある特定のバラモン人
しか知らない三十二相の人相学までマスターしていました。

現在、仏教経典に説かれている三十二相は、元来、バラモンの
秘伝だったのです。青年バラモンがその人相学でブッダをチェックして
みると、まさに100点満点の人相だと判明しました。

しかし、彼は一流の知識人でしたから、それだけでは気が済まなかった
ようです。

たとえ人相学で100点満点になっても、人間の本当のところは
わからないものだと考えて、さらに半年間も慎重に調べたのです。

ブッダはどのように話すのか、どのように座るのか、どのように衣を
着るのか、水を飲むときはどうするのか、歩くときはどうするのか、弟子
たちを指導するときはどうするのか、夜はどう過ごしているのか。
朝は何時に起きるのか・・・・・。

何から何まで片はしから、二十四時間調べ続けたのです。
こうやって半年も経ってから、彼は先生にレポートを提出し、こう
言いました。

『ついに三十二相をそなえた人格者を発見しました。それだけでは
ありません。歩まれるときの歩き方、座られるときの座り方、お話し
されるときの話し方、お食事のときの食べ方、お袈裟をまとわれる
ときの衣の着方、どこを見ても、こころが完全無欠でない限り、
あのような行儀作法はできるはずがありません。』

非難に値しない人とは、そういう完全無欠の人物です。

しかし、無知の人はその偉大さを知ることができないのだから、調べ
られるのは賢者だけです。

世の中にある非難とうのは、賢者が言っているわけでもなければ
きちんと調べて言っているわけでもない、どうでもいい「レッテル貼り」
の言葉なのです。


しかし、賢者が日々慎重に調査して、彼は完全無欠と結論づける
ならば、その人は非難されない純度100%の金のような人格者と
判断していいでしょう。

神々も梵天も彼を褒めたたえる。この世の中で、完全たる人格者を
非難できる者はだれもいません。


結局、非難に値しないのはブッダや阿羅漢の悟りを得た人格者のみ
であって、他の人々が周囲の人々から非難されてしまうのは
仕方ないことで、それほど気にすることでもないのです。



原訳「法句経(ダンマパダ)」 一日一悟 
A・スマナサーラ 著 P.88〜92より抜粋




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