幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ▲●-1心に刺激がなくなるとシャープな頭が戻ってくる

<<   作成日時 : 2011/02/07 07:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 9

ところで、私たちはさまざまなことで、悩んだり苦しんだりしています。
それらすべての思いや考えは私たちの判断に基づいています。
悩みや苦しみなどのすべては、目・耳・口・体・心(眼耳鼻舌身意)
の6つの感覚器官のいずれかから入ってくる情報(色声香触法)を認識して
判断する事によって生まれるのです。


ですから、問題や悩みを解決するために、私たちはまず認識とは
どういうものなのかをはっきりと知らなければならないのです。



知るためには、観察することが必要です。

ですから「判断せずにありのままに観てください」とブッダは言うのです。


ありのままに観るというのはとてもかんたんで、たとえば
音を認識したときには「音、音、音」と聞くというだけのことなのです。

そこには事実だけあって、何も判断は入っていません。
耳で感じた対象は「音だ」と認識し、
目で感じた対象は「色形だ」と認識する。

それだけのことなのです。

それを続けて実践していくと、
人間が人間の次元でものごとを判断してつくり出している

苦しみの構造は、確実に消えていきます。
それは間違いのない事実なのです。



自分の感覚をはっきりと明確に観るということはとても大切なことなので、
そのためにヴィパッサナー瞑想をブッダは考えつかれたのです。


・・・・・・   ・・・・・・・    ・・・・・・・・

画像


音だ、見える、聞こえる、歩いている、感じる、さわっている、考えている、


などと気づきながら生活していると、
心のなかにさまざまな感情の波が生まれなくなってしまいます。


そうすると、心のなかには刺激はなくなってしまいますが、
その代わりに生きる苦しみは消えてしまいます。


その苦しみがないという状態が悦びなのです。

その静かな落ち着いた状態に悦びを感じはじめると、
心のなかに感情の波が生まれてこなくなって、
意識のレベルがかなり落ち着いてきます。


そういうふうにかなり落ち着いた状態になりますと、
私たちは自分の中にもう一つの意識レベルがあることに気づきます。


それは存在欲、


つまり「生きていたい!」という強い生命願望です。

死にたくない、死んでも極楽浄土に行きたい、天国で永遠の生命を得たい・・・
という生きることに執着する激しい衝動です。

人間の心の奥底で、必死に「生きていなくちゃいけない、生きていなくちゃいけない」
と思っています。


そう思わない人はだれ一人としていません。

私たちはまるで何かに憑かれたように、おいしいものを食べたい、
何かを見て楽しみたい、音楽を聴きたい、仕事をしないといけない、

などといろいろなことを求めたり、考えたり必死に生きています。


でも、生きていることにどういう意味があるのでしょうか。


何か意味があうのですか。

考えてみると生きる意味を感じているわけでもありません。
なぜそんなに必死に苦労して、時には死ぬ思いまで味わって生きて
いなければならないのか、ということは誰もわからないのです。

そして「苦しみはイヤだ、幸福になりたい」と、
必死で生きることに頑張らせる。

死を嫌う。とにかく生きていたい、と努力する。


その生きていたいという衝動によって、私たちは輪廻転生から解脱できずに
生に束縛されて生きているのです。


ヴィパッサナー瞑想をすることによって、
私たちは、自分で自分で管理をすることができる範囲において、
自分の心の意識レベルを落ち着かせることができます。

そして、心のなかに感情の波を立てないようにします。





すばらしい音楽が聞こえても、奥さんが自分に怒って怒鳴っている声が
聞こえても、可愛い自分の子どもの声が聞こえても、
ただ「音、音、音」と認識を確認すると、音楽に感動することもないし、
奥さんに怒鳴り返すこともしない、子どもの声が可愛いとおもっても喜ぶでもないし、


心はただ落ち着いています。


俗に言えば、おもしろくもなんともないのです。
そういう状態になると、心の奥深いところで、これまで必死に
「生きていたい、生きていたい」と生に執着していた存在欲も、
考え直さざるを得なくなるようになるのです。

<つづく>


「頭が突然鋭くなる瞑想法」<P202〜P206>
A・スマナサーラ長老著書より抜粋いたしました


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この妄想を辞める方法は二つです。 制御する方法と、完全に断つ方法です。 ここでは、私たちにいますぐ必要な、 妄想を制御する方法をご紹介します。 ...続きを見る
幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜
2011/11/12 21:39

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
 慈悲と智慧さん。昨日の「2011/02/06 13:10」において、新さまが慈悲と智慧さんに「著者名」を質問しておられます。私が直後に長文コメントをしていて、もしかして見落とされているのではないかと思い、コメントしました。
ヴィーナス
2011/02/07 07:15
 訂正です。著「者」名ではなく、著「書」名です。
ヴィーナス
2011/02/07 07:21
おはようございます。

正知と正念に励みたいと思います。

慈悲と智慧さん。

昨日紹介された「本の名前」を教えて頂ければ、と思います。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2011/02/07 07:49
「え?それが何か・・・・?」のスタンス^^
スマナサーラ長老がよくおっしゃいますよね。

動じない、落ち着いている

何があっても
「え?それが何か?」というスタンス

ありがとうございます。

生きとし生けるものが幸せでありますように
358
2011/02/07 08:28
新さん、大変失礼しました。ヴィーナスさんありがとうございます。

↓こちらです。
自立への道―ブッダはひとりだちを応援します (サンガ選書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4904507754/ref=mem_taf_books_d
慈悲と知慧
2011/02/07 09:12
追伸

↑の本は、以前出版されたのが、リニューアルされたものです。
特に刺激からの自立を説いた部分は参考になります。
皆様にオススメします。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
慈悲と知慧
2011/02/07 09:23
慈悲と智慧さん。

有難うございました。近日中に書店に行ってみます。

〜生きとし生けるものが幸せありますように〜

2011/02/07 10:27
頑固で、バカですから、しばらく考えましたが、やはり訪問はわたしは控えることにしました。

コメントするということは、引用してることとを、認める行為になるので、バカで、ろくでもないです私は、頑固で仕方ないです。

そういうことなので、わたしは、失礼します。
才木広之
2011/02/07 12:47
 あんさまの昨日のブログ記事における私のコメントなのですが、私の最後のコメントだけ読んでおられる人もいらっしゃるかもしれません。

 そこだけ読むと、あたかも、私があんさまを批判しているようにも読めてしまいます。

 そういう趣旨ではありません。(なお、米長棋士も、お釈迦さまの言葉の引用を否定するような趣旨で発言されていないと思います。あくまでアマチュア初段レベルのお坊様などが神様の如く振舞っているのを批判されていると思います。そして、意識してトップを見なければならないことを強調しておられると思います。)

 昨日の私のコメント全てをお読み頂ければ御理解いただけると思います。
ヴィーナス
2011/02/07 20:58
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