幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ○こころに善い刺激を

<<   作成日時 : 2011/05/13 06:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 2

私たちは日常、不善感情で生きています。
これまで説明してきたように、不善感情は大変危険なもので、
自己を破壊します。

では、破壊的ではない感情はないのでしょうか?

あります。

自己を成長させ、向上させる刺激が。
生命は刺激で生きていますから、なんらかの刺激が必要です。

そこで破壊的で堕落的な不善の刺激の替わりに、向上的で人を成長させる
善い刺激を与えるのです。

お釈迦様は、怒りという不善感情に対して「不瞋」を説かれました。

怒りは猛毒ですから不瞋に入れ替えてください、と。
とは言っても、私たちは「不瞋って何か」知りません。
経験したことがないのだから。

ですからこのように考えてください。
皆さんは怒りなら毎日のように経験しているでしょうから、知っているでしょう。

その怒りがない状態、それが不瞋なのです。
そうするとなんとなく不瞋を理解できるのではないでしょうか。

怒ったとき、まず怒りを客観的に観察してください。
そうすると怒りが減ってゆきます。
同時に「不瞋」ということも、だんだん理解できるようになるのです。

「不瞋という感情があるのだ」と。
画像


この経験をもとにして、怒りをなくす方向へ、不瞋の方向へ、
すこしずつ進んでゆけばよいのです。

例をあげますと、ご家庭に食品を包装するラップがあると思います。

ラップを引き出そうとするとき、落ち着きがない状態で引き出そうとすると、
箱からラップの芯が転がり落ちて、取り出そうとしていたラップが
芯の他の部分にぺたりっとくっついて取れなくなります。

これ、くっついてしまうと、もうどうにもなりません。
ラップはものすごく薄いですから簡単に取れないのです。

そこで指先の感覚を微妙に使って、芯にゆっくりさわってみます。
ある方向にさわっても何も感じませんが、逆の方向にさわってみると
微妙にラップの切り口に引っ掛かるのです。
そこからゆっくり引き出せば、ラップを取り出すことができるおです。


この例のように、まず怒りを理解してください。

そこからラップの切り口を探すように「怒りがない状態」を見つけていきます。
それでなんとか見つかったら、少しずつ不瞋の方向に引き出していけばよいのです。



お釈迦様は、誰にでも理解できる貪・瞋・痴に、「不」という否定語を付けて
「不貪・不瞋・不痴」を教えられました。
これだけでも、お釈迦様がいかに智慧の達人かということがお分かりになるでしょう。

お釈迦様は人間のこころを知り尽くして、誰も経験したことがない、発見したことがない、
不貪・不瞋・不痴を教えられたのです。
いきなり「他人を愛しなさい」と教えるのではなく、
「自分の怒りを消してください」と教えられたのです。

これならどなたにでも理解できるでしょう。

まず自分の怒りを理解して、そこから先ほどのラップの例のように、
微妙に怒りをなくす方向へゆっくり引き出していくのです。

そうするとどこまでも幸福になれるのです。
不善の感情を消せば消すほど、こころは成長してゆき、
肉体に依存することもなくなってゆくのです。



日本テーラワーダ仏教協会の施本
〜「感動した!」の落とし穴〜<P24〜P26>
A・スマナサーラ長老



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。

なるほど!と思いました。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2011/05/13 09:37
やっていたのですが、「紳助の駆け込み寺」という番組に小池龍之介という方が出ていますよ。ヴィパッサナーやサマタの指導を行っている方です。
昨日
2011/05/13 10:29
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