★スローモーションで集中力を作る<2>

瞑想には集中力が必要です。
集中力がないと、瞑想はむしろ害になります。
ただ形だけして瞑想して、
頭は別のことを考えていたら、
それは冥想にはなりません。
むしろ妄想です。

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集中力は、一種の入れ物だと考えてもいいでしょう。
集中力という入れ物に、智慧という水を注ぎます。


入れ物がしっかりしていれば、水はこぼれませんし
すぐいっぱいになりますが、

入れ物にひびが入っていたりしたら、
せっかく注いだ智慧の水が無駄になります。


智慧を育てるのにも、集中力が必要なのです。


強烈な集中力をすぐに手に入れる方法は、

「すべてをゆっくり行うこと」。
極端なスローモーションにするのです。


たとえば、体をゆっくり動かしてみます。

できるだけゆっくり、もうこれ以上はできないというくらい。
ゆっくり動かすのです。


足を動かすとします。足をゆっくりゆっくり上げていきます。
この動作は、ふつうは1秒もかからないでしょうが、
それを1分から1分半くらい
かけてやるのです。


日常生活では、なんでも「速く」しようと思いがちです。
そうすると、毎日大変忙しく感じます。

特に日本では、誰もが口を開けば
「忙しい、忙しい」ばかりですね。
ところがよく考えると、

「忙しい」というのは論理的にありえないはずなのです。
「今忙しい」といったら、それはどんな意味でしょうか?

他のことをする時間がないという意味でしょう。

今別のことをしていて、もう一つのことをする時間がない。
それはなぜかというと、どちらも同じ時間にしなければいけないと
思っているからです。


「忙しい」というのは、「ある時間の範囲の中で、
いくつかのことを同時にしなければならない」ということですね。


年がら年中「忙しい」とばかり言っている人は、
一つの時間間隔に、複数のすべきことが入り込んでいるだけなのです。

朝でかけるとき、
ご飯を作って食べる、部屋の掃除をする、食器を洗い、
洗濯をする、新聞を読む、お化粧をする・・・・などと、


「したいこと」が頭の中でごちゃごちゃになって、
パニックになる人がいます。
まさに「忙しい」状態です。

もしするべきことの必要時間が持ち時間を上回っていたら、
必要な調整をするべきです。

そこで各項目に優先順位をつけます。

優先順位の低い項目は、数日後にまわすか、
あるいはきっぱりとやめてしまいます。

こうすれば、「すべきことの必要時間が手持ち時間を上回っている」
という状態は消えます。

つまり、忙しくなくなります。
「忙しい」と思ったら、
せかせかと行動することをやめて、むしろ、
超スローモーションで行動してみるべきなのです。


そうすると、「早くしなきゃ」ということが見えてきます。

そのトレーニングとして、
瞑想では極端なスローモーションで体を動かしてみます。


同時にその動きを、ノンストップで実況中継します。
そうすると、思考が止まります。


思考がストップすると、集中力も生まれてきます。



心がフッと軽くなる「ブッダの瞑想」A・スマナサーラ長老著書より

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