★八正道は革命的な教え

お釈迦様の教えは、「神・仏を恐れなさい」「教えを信じなさい」
などといった態度とは正反対です。
「自分で考えなさい」「理解してみなさい」という態度で語るのです。

このように人の理性に語る教えは、いまだかつてありませんでした。

現在あらわれている新興宗教も、決して人間の理性には語っていません。
何かの工夫をして、人々を原始的な迷信に引き戻そうとしているのです。

テレビで伝道したり、インターネットを使ったりしていますが、
その中身は原始時代そのものと何も変わっていないのです。

「客観的に理性にもとづいて考察してみなさい」
というブッダの教えは、当時だけではなくて、
いまの時代に勉強してみても、正真正銘、革命的な教えです。


ブッダこそが大胆な現実主義者なのです。



宗教が語る天国は、死後、経験するものです。
または、最後の審判まで待たなくてはいけません。


ブッダが語る解脱・涅槃は、いま・ここで体験できるものです。

修行したくない人は、解脱には達しないのは当然かもしれませんが、

ブッダの教えを理解してみるだけでも、いま生きる自分に

どれほど役に立つのか、簡単にわかります。


仏教の修行は、儀式・儀礼は皆無で、合理的な実践方法なのです。

お釈迦様の八正道の中身を理解したら、

「これほど現実的・具体的な話があるのか」ということになります。

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物事を客観的に見なさい(正見)

正しい思考をしなさい(正思惟)

正しい言葉を語りなさい(正語)

正しい言葉というのはこの4つであると明言する。
(・嘘を言わない、・悪口を言わない、・噂を言わない・無駄話をしない)



正しい生活の仕方(正業)はこれだと教えて、
就くべき仕事(正命)までちゃんと教えている。


さらに、努力しなさい(正精進)

努力はこの4つだよと具体的に項目を挙げているのです。

(①いまだ犯していない悪は、これからも犯さないように努力する

②いま犯している場合は、これから完全に止めると努力する

③いまだ行ったことのない善行為を、これから行ってみようと努力する

④いま行っている善行為を、完成させようと努力する)



そうやって、問題なく明るく生きるための条件を教えてくれているのです。

でも、それだけでは足りない。


ただ生きていて、歳をとって死ぬだけになる。


だから、


「大胆なこともしなさい」「人間の能力の限界も乗り越えなさい」とも説く。

そのために正念と正定という2項目もつなげて、全部で8つにしているのです。


「これでもう苦しまない」アルボムッレ・スマナサーラ大長老の著書より抜粋致しました。