「自我の幻覚」への処方箋 

自分になんの中身も無いと、どうしても威張りたくなるもの。
自我を張れば張るほど、その人は空っぽです。
俺が俺がとペラペラ喋り続ける人ほど、徹底的に自信がないのです。

中身が充実した人は、自我の幻覚にすがる必要がないから、
謙虚に落ち着いていられるのです。


私たちは無始なる過去から、厄介な「自我の幻覚」で悩んできました。
これはたちの悪い問題です。


とどのつまり、仏道とは自我の錯覚を脳・こころから取り除く方法なのです。

ポイントは思考です。


人の悪いところばかり考えたり、「アイツはどうしてああなんだ、もっと
こうするべきじゃないか」などと他人に腹立てたりするのは、
人間が小さい証拠です。


いちいち悩んでいると、こころが小さくなります。
小さなこころには、「怒り」が棲みつくのです。

いつでもおおらかに、「まあまあ、そんなもんだ」
と思うことです。


大きな人間は、おおらかなのです。
人は自由なのだから気にしないこと。

余計なことまで管理しようとしないこと。

他人のことは考えずに放っておきましょう。

他人を指す思考が回転しだしたら、「頭の中でクソ(排泄物)をかき回しているのだ」
と本気で念じてください。


そうやって、思考にはとことん気をつけることです。

広くて大きなこころを育てれば、自我の幻覚は次第に減っていきます。

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お釈迦様の教えを学んで、それについて考えてみることも効果的です。
くだらない妄想に費やする時間を、仏教について考察する時間に入れ替えれば、
こころは伸びやかになります。

自我の錯覚を完全に無くしたければ、自己観察すること、

自分を観察すると、自我を張るたびに人が不幸になっていると気づくのです。


「いま自分の自我が牙をむいたな」と自分で発見するたび、
自我の幻覚は消えてゆくのです。



Patipada B.E.2557/A.D.2013『智慧の扉』
アルボムッレ・スマナサーラ大長老



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あっという間に、このブログも3周年になりました。
最近は、気の向くままに更新していますが、

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                        <あん>

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