幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ●向上することを諦めてはいけない

<<   作成日時 : 2010/09/10 05:45   >>

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●天女に恋して悟りを得た長老
お釈迦様の異母弟にナンダという若者がおりました。
ナンダはちょうど結婚式をあげようとしていたのですが、
釈迦国の首都であるカピラ城の首都であるカピラ城に帰国されてた
お釈迦様に従って出家してしまったのです。


しかし、出家したものの、彼は結婚式場に置き去りにした新妻の
「あなた、早くお帰りになってね」
という悲痛な声が忘れられませんでした。

未練たらたら、悩み苦しんで
修行どころではない弟を見かねたお釈迦様は、
彼を天界に連れて行ってあげましょうと誘い、
ナンダの手を取って神通力で空中に上りました。

一気に忉利天(とうりてん)まで上がったお釈迦様は
弟にきらびやかな帝釈天の宮とそこに仕える
何百人もの天女たち(絶世の美女)の姿を見せました。


「どうですか、ナンダ。あなたの新妻とこの天女たちとどちらが美しいですか」
「いや、比べものになりませんよ。この天女たちにくらべたら私の妻なんか、
汚いメス猿みたいなものです。

世尊よ、どうしたら私はあの天女と結婚できるでしょうか?」

お釈迦様は「比丘として修行するならば、天女と結婚できますよ」
と答えました。

業の法則からいったら、それは決して嘘じゃないのですね。


そこで天女と結婚するために発奮したナンダは、
一所懸命修行に励みました。
修行に身が入って、こころが清らかになってきたところで、
彼は自分が天女との結婚という煩悩のため、
女性への欲のために修行していることを先輩方から指摘されました。

こころから恥じ入ったナンダはさらに純粋な気持ちで精進し、
ついに阿羅漢となったのです。
(小部本生経一因縁物語)


●向上することを諦めてはいけない

ちょっとほほえましいエピソードですが、
たとえ最初の動機は欲のためであっても
修行への「やる気」を出してこころ清らかにしたナンダ長老は、
ついにくだらない欲を捨てて、

解脱という人生の目的に達することが出来たのです。


輪廻の世界でブッダの道を歩むということは、
かなりの勇気と根性のいる仕事です。


そこで、昔からお坊さんはいろいろな方法で
こころを奮い立たせることをやってきました。

修行でくじけそうになったときには、「こうやって徳を積むことは、
自分の未来にとって必ずいい結果を生む」という

功徳の考え方で自分を奮い立たせることもあります。

「みんなが修行できているのに自分ができないなんて情けない」
という見栄を張った気持ちで頑張るのでもいい。


仏教の修行をやる気が無くなったときに、
自分を奮い立たせるための手段であれば、
どんな方法であってもそれは善になるのです。


ただし、どんどんやる気が出てきたら、
方便で使った感情はきれいに捨てなければいけません。


とにかく、諦めてはいけない。
前向きに明るくブッダの道を歩んでほしいのです。


先にも述べましたが、

仏教が教える輪廻転生は変わらない宿命を説くものではありません。

永遠不滅の尊い魂を説くものでもありません。

ただ、生滅変化するという無常観こそがブッダの明らかにされた
輪廻転生の真実なのです。




輪廻の世界を生きる私たちは、悟りの流れに入らない限り、
決して幸福に安住できないことも事実です。



しかし、無常を認めて生きるときだけ、私たちは向上できます。



一切は生滅変化しているのであって、
自分自身も瞬間、瞬間、直前の自分の生き方によって変化し続けているのです。


だから、決して向上することを諦めてはいけません。


願わくば、これまでお話した輪廻転生に関するお話が、
皆さんの輪廻を乗り越えるための助けとなりますように。
<P244〜P247終わり>



アルボムッレ・スマナサーラ長老「死後はどうなるの?」
<第8章輪廻の世界よさようなら>より抜粋



※これで輪廻転生に関する「死後はどうなるの?」のお話は終了致します。
ブログ画像「木」のシリーズで私が特に皆様にお伝えしたい内容を
ピックアップして掲載して参りました。
もっと詳しくお知りになりたい方は、
是非本を買って読んでみてください。(あん)

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時

最近、道元さん、空海さん、ニーチェ、などのことをブログでPRしてました。あんさんは一貫してスマナサーラ長老の法話を紹介なさってますが、お釈迦様の教えからブレずに、PRしつづけることは、誰にでもできるものではありません。輪廻から脱出したいという熱意が上がりました。皆さんのおかげです。ありがとうございました。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
ぱん
URL
2010/09/10 07:57
生きとし生けるものにも悟りの光があらわれますように。
慈悲と智慧
URL
2010/09/10 09:05
おはようございます。

方便で使った感情は捨てる。なるほどです!大切なことだと思いました。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2010/09/10 10:21
あん姫、皆様こんばんは。やっぱり地獄が怖い「死後はどうなるの?」です。で、突然もくぎょの最期を作って見ました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
終わることのない借金を返し続けついに力尽きるもくぎょ。病床の枕元でカメ子が見守る。とほほ・・

カ子「もくぎょ〜。お別れだねぇ〜・・」

その時ドアを叩き一人の男が入ってくる。

男 「竜宮政府の者です。永年のあん姫からの訴えによりあなたの借金はゼロになりました」

もく「なっなぬ〜〜!」ゴホゴホ・・

一体今までの人生は何だったのだ?!暗闇に引きずられるもくぎょ。意識が薄れていく中、耳元にかすかに届くカメ子の声。

カ子「もくぎょ〜。助けてくれてありがとう・・」

そうだ。遠い昔いじめられていたカメ子を助けた。それはもくぎょに出来た、たった一つの善行だった・・と思うと息絶えた。

数ヵ月後の浜辺。卵が孵化し一斉に海に向かう海ガメの子供たち。だが一匹だけ陸に向かう子ガメ。トコトコ

そこには朽ち果てたボロ小屋。そしてそれを懐かしそうに眺める子ガメなのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
う〜〜んもくぎょの輪廻です(^^;;
もくぎょ
2010/09/10 19:54
あははは・・・
みなさ〜ん!
カメの子を見つけたら「もくぎょさんですか?」って
一応聞いてみてくださいねっ
あん
2010/09/10 20:45
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