幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS ●成功を収めるための瞑想

<<   作成日時 : 2010/10/08 06:00   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 4

私の個人的な経験をお話しましょう。
スリランカの大学時代のことです。
大学の上級生になると、
お釈迦様の教えをいくらか理解できるようになり、
自分の人生の中で、
その教えをまがりなりにも実行してみようと思いました。


同級生同士は、決して仲のいい集団ではありませんでした。
仲良く生活しているが、互いに激しいライバル意識を持っている。


みんな、認められるレポートを書きたい、
相手よりいいものを書きたい、
高い点数をとりたいのです。


私は、一緒に生活する仲間に対して
相手が負けたほうがいいと思う恐ろしい気持ちは、
仏教に反するのだと気付きました。


そこで、相手の課題についても、心配して気遣うように心がけたのです。

たちの悪いライバルがいました。
彼は、

内容に関わらず私の発言に必ず反対し、
その意見は違うと言うのです。

みんな異論を出し合う教室でしたので、反対意見は歓迎しました。


ただ反対の理由がわかりません。

反対するならば、
その理由を教授と同級生の前で明確に発表しなくてはいけない。
これを一度もやったことがないのです。


そこで思いました。
この人は私に対して、激しいライバル意識を持っている。


そのうえ、一度も自分の意見を発表しない。

自分にはなんの意見もないか、
または自分の意見を他人にとられることを惜しんでいるか、どちらかです。

さらに調べると、自分の意見も研究する能力もあったわけではなかったのです。
ただ、むやみに私を潰すことで自分の立場が成り立つと思ったのでしょう。

画像


私は、この人のことをまじめに心配することに決めました。
わからないことを教えてあげたり、
自分が研究するところや、読んでいる文献を紹介してあげたりしたのです。

彼は、徐々に研究の仕事を学び、教授にも褒められるようになりました。


他の同級生は、私に忠告しました。
「あなたは自分で自分の首を絞めるようなことをしているでしょう。
あの人は、あなたにとって強力なライバルではないですか?」


私の答えは、

「物事は感情で判断するものではありません。
能力です。もし彼に私より優れた能力があるならば、
トップグレードで卒業しても、
それはあたりまえのことでしょう」


結果として、彼は研究できるようになって、大学院に合格しました。
私も人を助けた能力が加わったためでしょうか、首席で合格しました。
その人も、私の首席合格は当然のことだと喜んで嫉妬しませんでした。

ライバルのことも心配しながら仕事に励むならば、よい結果になるのです。


人生とはおもしろいものです。

成功したい、幸せになりたいと思うならば、
まずは周囲の物事を深く観察することです。
観察によって、必ず道は開けてきます。



よく観察もせずに、
これしか解決策はないと思い込んで、苦労するほど
ばかばかしいことはありません。


やみくもな苦労に意味はありません。
状況を把握しないで苦労をどんなに重ねても、
結果はゼロです。



ヴィパッサナー瞑想は、観察力を飛躍的に高めます。


繰り返し行えば、すべてのものや仕事は、
時間と順番があって
成り立つことが見えてきます。


成功を収めたい人は、時間と順番を発見するために、
観察という能力を研ぎ澄ませる必要があるのです。


そして、能力というのは、

すべての物事を主観で見る間違ったやり方をやめて、
物事に執着しないで、

離れて見ること(遠離)だと、理解するのです。


A・スマナサーラ長老著書
「心がフッと軽くなるブッダの瞑想」より抜粋



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
今日の法話、スマナサーラ長老が大学院を主席合格した経験から、「ライバルのことも心配しながら仕事に励むならば、よい結果になるのです。」とあります。話は変わりますが、スリランカは、第二次大戦後、サンフランシスコ講和会議という日本が最も弱い立場に立たされたときに、「憎しみによっては憎しみは終わらない。慈しみによって終わる」というお釈迦様の教えによって、一番早く慈しみの心をかけてくれた国です。聖書にある「善いサマリア人」は、キリスト教国ではなく、イスラム教国でもなく、仏教国のスリランカだったのです。
ぱん
2010/10/08 07:59
おはようございます。

昔から、日本人は感情と意見とを切り離して話し合いが出来ない。とよく言われてます。日本人の議論下手。

言葉も文化も異なる多くの外国人との共同生活をしてる現在、お釈迦様の教えから学ぶことはますます多くなりそうですね。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜

2010/10/08 09:42
今日の法話に興味をもったかたは、スマナサーラ長老の『ライバルのいない世界』という本をオススメします。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
慈悲と知慧
2010/10/08 12:25
ありがとう。
人生は思いどうりに行きません。
仏教に出会ったならば、
幸せのきっかけ位にはなるのでしょう。
生きとし生けるものが幸せでありますように。
ohyuki
2010/10/13 11:08
●成功を収めるための瞑想 幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜/BIGLOBEウェブリブログ
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