幸せに生きる〜ブッダの智慧から学ぶ〜

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zoom RSS スマナサーラ長老からのメッセージです

<<   作成日時 : 2011/03/18 17:39   >>

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東日本大震災で被災された皆様へ
災害に遭遇した時の心構え


 日本史上最大の災害に見舞われている皆様に励ましの
言葉をかけてあげたいと痛感していますが、災害の過酷
さを知った瞬間から私自身のこころも茫然となってしま
ったので、どのような言葉を選び申し上げればよいのか
とまったく思い浮かびません。

今も思考が完全に停止した状態でいます。
凄まじい自然災害の上に、原子力発電所の事故にまでさらされているのです。

 
しかし、日本の状況についての諸外国の人々の感想を読んでみると、
精神を強く持つことができると思います。

被災者の皆様方が感情的にならずに状況を冷静に判断して、
理性的な行動をとっていることは、奇跡的な対応であるとしか
言いようがありません。

私は、常日頃、ふつうに平和に生活している皆様のこころに、
常識を超えるほど落ち着きと強さが秘められていることを実感しま
した。

いかなる災害に見舞われても、それを乗り越えられる力が
日本の皆様に本来具わっているという、
諸外国の方々の言葉はまさにその通りです。

何を失っても、皆様方は強い精神という
最大の宝物を持っているのです。

 

それでも、二十四時間、大震災の関連情報が耳に入ると、

胸が塞がって力が徐々に抜けてしまう可能性もあり
ますので、決して精神的には落ち込まない、

前向きに努力して「この不幸を乗り越えるぞ」と
決意の思いを保ち続けてほしいのです。


こころの落ち着きを揺らがないよ
うに保つ人に、乗り越えられない苦難はないという仏教
の真理を覚えておきましょう。

 このような状況において、皆様のこころの拠り所になるよう、
一切の苦しみを乗り越えることに成功したお釈迦様の
お言葉を申し上げることにいたします。

画像


アーパダース ビッカヴェー ターモー ヴェーディタッボー
比丘たちよ、精神力があることは災難に遭遇した時わか
るものです。



この言葉に対するお釈迦様自身の解説はこのようになります。

 

親族が災難に遭った時、財産が被害を受けた時、病害に遭った時、
ある人はこのように熟慮します。
この世の中はこんなものである。
この世も、この命も、八つの現象によって振り回されているものです。

その八つとは、

得すること、損すること、名誉、不名誉、非難を受ける
こと、称賛されること、幸福になること、不幸になることです

この八つは世に対して、わが命に対して、常で
あると知るその人は、悲しまない、へこたれない、
嘆かない、胸を打って慟哭したりしない、精神的に混乱に陥
らない。


 
被害に遭った日本の皆様方も、家族親族を失うことに
遭遇しました。家屋と全財産を失うことにもなりました。

仕事と職場もなくなりました。なにもかもなくなって
、ひとりぼっちになってしまった方もおられます。
世の常である八つの現象の、
損することと不幸になることの
二つに遭遇しました。

それも耐えられるほどの程度ではありません。
それでも皆様方は、奇跡的な冷静さで状況
を受け止めて対応しているのです。

お釈迦様がおられたならば、
間違いなくお釈迦様が讃嘆なさる人格者でしょう。


この際、被害には遭っていないが非難を受けて悩んでいる方々もいると思います。

行政など、対策が遅れていると非難を受けている方々のことです。
その方々も非難に対して悩んだり落ち込んだりしないで、非難をされ
ることも世の常であると理解して、

自分の命を二の次にして、
苦しみに陥っている人々の救済活動にあたってほしいのです。


自分たちも頼りになる人格者であると示す、今がその時だと思います。

 

皆様方に「天罰」が落ちたわけではないのです。神様
が怒ったわけでもないのです。
かつて悪業を犯したから、その報いを受けたわけでもないのです。

今の災害は誰のせいでもありません。自然法則なのです。いつだって
私たちは、自然法則によって振り回されているのです。


人間には自然法則を管理することはできないのです。
大雪が降らないように、豪雨にならないように、干ばつにならないように、
地震が起きないように、津波が起きないようにと、
手を加えることは不可能です。

我々は自然法則に従ってできる範囲で努力して身を守って生きてい
るだけの存在なのです。

人間のいかなる努力もきかない
場合は、精神的に落ち込むのではなく、世の常であると
理解して、冷静な態度をとるしかないのです。

 

ですから、何を失っても、こころの落ち着きを失わな
いように、人格が乱れないように、こころが悩まないよ
うに努力することこそが、智者の生き方なのです。


変わるものは変わるのです。
なくなるものはなくなるのです。

失われるものは失われるのです。
世の常に対して、人は完全に無力なのです。



一切は無常であることをこの機会に身をもって理解して、
智慧を開発することができますようにと誓願いたします。


老いと病に蝕まれ、衰弱して倒れたある人に向けて、

お釈迦様は、「からだが病に陥っても、こころは病に陥らないように」と
アドバイスされました。皆様方も何を失っても、こころはなんの被
害にも遭わないようにと励まれるよう切望します。



三宝の御加護により早く復興できますように。

アルボムッレ・スマナサーラ


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
先ほど、法泉寺さんの掲示板にて、スマナサーラ長老の、ご法話を、読むことができました。

どうぞこのご法話がこうして多くの方に、読む機会になることを願います。

何かしたくてもできない、震災地にあるお方、震災地を思うお方、それぞれに、何かできることを、人のためにできることを、したいと、、、より強くおもわれている方がおられるのが、震災地にあるお方だと思います。

こころを汚すことなく。お経、慈悲の冥想、ヴィパッサナ―冥想にこころの衝動を抑え、辛抱し、実践するのみです。

皆さまが、心清らかであられることを、願います。
才木広之
2011/03/18 20:14
みなさま
『パティパダー』2011年4月号PDF版が公開されました。よければお読みになってみて下さい。


http://gotami.j-theravada.net/201104patipada_f.pdf

パティパダーに掲載されたテキストが、震災とそれに引き続く様々な困難に直面している方々の心の支えとして、少しでも役立ちますようにと祈念いたします。

〜生きとし生けるものが幸せでありますように〜
cho
URL
2011/03/20 09:16
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように。
慈悲と智慧
URL
2011/03/20 22:51
今日はコンビ二。食堂。などなど行く先々で震災の募金箱に入れられました。感謝です。

生きとし生けるものが、幸せでありますように。
才木広之
2011/03/21 00:18
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