◆今日をしっかり生きる

明日の夢は見ない。
昨日のことで足を引っ張らない。



「明日がある」という言葉は、なんとなく希望を感じさせ
ますが、仏教的には正しくありません。

「明日があるから、ムダも失敗もそれほど気にしなくていい」
ことになってしまうからです。

人間の生き方のパターンは一朝一夕(いっちょういっせき)
には変わらないので、今日、ムダなことをした人は、
明日もまたムダなことをします。


「明日がある」は、失敗した人を慰めるための、いわば
呪文(じゅもん)に過ぎません。

画像




仏教では「今日をしっかり生きる」ことを説きます。



昨日のことで悩まず、明日のことに夢を見ず、


今日を充実させることがいちばん大事です。



なぜなら、
今日の行為の結果はすべて明日につながって
いるからです。


今日遊んでしまったら、明日ひどい目にあうのは
目に見えています。

ですから、
やるべきことを明日まで延期してはいけません。



今日という日は二度と返らないことを肝に銘じ、
ムダを排除して、精一杯生きるべきです。


誰にも見えない明日にはかない望みを託すより、
今日一日を懸命にやりとげてください。



「こころを清らかにすることば」
アルボムッレ・スマナサーラ長老著書