★どこまで努力すればいいのか

私たちが生きていく上では、どんな誘惑があるか分かりません。
調子に乗らずに努力する人には覚りに達する資格があるのです。
精神的な成長を目指す人は、「みんなやっているでしょ」
という社会の誘惑、マインドコントロールから脱出するのです。


悪を離れ、善に至るために精進するのです。

そのためには、「みんなやってる」の大合唱の中でも、


「だから何?」


という態度でいないといけないのです。


実は私も、子ども時代に「みんなやってる」という言い訳を使って
母に口答えしたことがありました。

母は「じゃあ、あなたは誰かが井戸に飛び込んだら自分も飛び込むの?」
とピシャリと言いました。

それで私の屁理屈も終わり、粉々になりました。
そうやって厳しく理論で破らない限り、根深いマインドコントロールは
壊れないのです。




私たちは様々な性格的な弱みがあります。
放って置いたら、何の成長もないのです。

なぜ精進が必要かというと、悪い癖をやめるのは楽ではないからです。

楽ではないからこそ、精進は大切です。
何か決めたら当然、問題や障害が起きるのです。



くじけずに一つ一つ解決していくことで、
人は成長するのです。

善い事なら奮い立ってやらなくてはいけない。

画像




善行為をためらう人は人格が弱いので、どんどん堕落してしまいます。

最初はちょっと難しくても、歯を食いしばって善行為をしてみると、
次から少し楽になる。



やがて楽々と善行為をできるようになります。

仏教はやると決めたことを投げ出す言い訳を認めません。


「どこまで努力すれば?」という問いに、



ブッダは「結果を出すまでです」と答えたのです。


B.E.2555/A.D.2011 「智慧の扉」A・スマナサーラ長老