★正思惟・・・八正道②非論理的な欲・怒りは捨てる

正思惟(しょうしゆい)とは、考え方を正すことです。
これは大きな問題です。
人とは考える生き物です。その考えが正しくないならば、
何をやっても正しくないことをしていることになります。


成功を収めて幸福に生きていきたいと思うならば、
思考を正さなくてはいけません。


思考を正せば、行動は自ずと正しいことになるのです。

何をすればよいのかと悩む前に、自分の思考を正すことです。

私たちが何者になるのかは、私たちがどのように思考するのか、
ということによって決まるのです。

思考は自由だと思っている人々がいます。
それも「正しくない思考」です。

私たちの思考は自由ではありません。
ほとんど、感情・好き嫌いなどで条件づけられています。


人に正見ではなく偏見しかないことと同じく、
正思惟ではなく条件づけられた主観な思考しかないのです。


自分の偏見的な思考をいくらでも頭の中でかき回せるので、
思考は自由だと勘違いしているだけです。

自分の思考パターンを変えることは、たいへん難しいことです。


私たちは何か決まっているパターンに沿って、頭の中で概念をかき回しています。
これに「思考する」と言ってはいますが、正しく言えば、「妄想にふけっている」
だけなのです。
思考を正すことは、丹念に行わなくてはいけません。
まず洗脳とマインドコントロールに気をつけなくてはいけません。

人は誰でも、厳しく洗脳されています。
その上、マインド・コントロールもされているのです。


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人は勝手に思考したり妄想したりしますが、
このことを制限することはできますからまず、思考の自由を認めます。

ただし、何を考えてもよいのですが、


感情に汚染されて主観的に考えると
自分にも他人にも迷惑がかかるということを理解します。


もちろん、感情を一日にして制御することはできません。
ですから、徐々に努力するのです。(つづく)<P137~P140>

「これでもう苦しまない」
アルボムッレ・スマナサーラ大長老の著書より抜粋致しました。